子供の虫歯

 子供の虫歯は、最近減ってきたといわれます。事実、子供の虫歯をみれば2歳児の約30パーセントが虫歯を持っていますが、20年前と比べると減ってきているようです。しかし、現代でも3歳児は60パーセント台、6歳児では90パーセントと実に10人のうち9人が虫歯を持っているのです。 特に、3歳児から小学校へ入学するころの子供たちに虫歯が急増しています。歯質の面から3歳・4歳児が虫歯になりやすいといわれますが、むしろこの時期の食生活や口の中の衛生状態が良くないので虫歯急増するのです。
 それではどのように虫歯を,子防していけばよいのでしょうか。まず1つ目は、栄養のパラシスが取れた食事を時間をかけてしっかり取ることです"特に野菜をたっぷり取ることが大切です。2つ目は間食についても食事と同じように時間や量を決めることですす。3つ日は正しいブラッシング方法を習得し、規則正しい生活をすることです。
 また、最近は子供の顔が変わってきたようです。昔のようにあごの張った顔は少なくなって、上あごは小さく下あごは細くなり、のっぺりした顔の形が多くなつてきました。これは、噛む運動の不足からあごの発育が悪くなってきた結果です。しっかり物を噛む習慣は毎日の食事から作られます。加工食品などの多用による食の簡便化は、子供の噛む習慣づくりに逆行するものとして問題があるようです。
 丈夫な歯、丈夫なあご、きれいな歯並ぴを作るためには、幼児期が最も大切です。5歳ぐらいまでに、しっかり噛む習慣づくりをしておきましょう