ブラッシングについて

  ブラッシングとは、プラーク(歯垢)を除去することで、歯磨きや歯口清掃のことです。また、ブラッシングはプラークコントロールと呼ばれることもあります。プラークは、細菌の塊で、これが、原因となって、齲蝕(むし歯)や歯周疾患(歯肉炎、歯周炎)を引き起こします。
これらの二大疾患を予防する為に、ブラッシングは、重要なのです。
プラークは、歯ブラシにより除去できますが、歯ブラシだけですべて取り除くことはできません。そのために補助清掃用具と呼ばれるデンタルフロスや歯間ブラシを使用しプラークを細かなところまで除去する必要があります。
 歯ブラシや補助清掃用具は誰でも使えるものですが、その使い方によっては歯や歯周組織を傷つけてしまうことがあります。お口の中の状態は一人ひとりによって異なりますのでので、歯科医師や歯科衛生士に指導してもらい正しいブラッシングを身につけましょう。
正しいブラッシングを習慣化することにより、長期的にみれば、心疾患や糖尿病の予防にも繋がるといえるでしょう。ブラッシングは、ただ口腔を守るだけでなく、全身の健康にも影響するということなのです。
 最近、ブラッシングは、食後すぐではなく30分後が良いということがいわれていますが、これはすぐに磨いてしまうと唾液のもつ緩衝作用が損なわれてしまうというものです。しかし、時間が経てば細菌の数は、爆発的に多くなるのも事実で、むし歯予防以外にも歯周病や口臭を予防するためにはなるべく早くブラッシングをする必要があります。 また、ブラッシングで除去できない歯石は、歯科医院で除去し、口腔と全身の健康を保持しましょう。