インプラントについて

インプラントとは?
 今まで、むし歯などで歯を失った場合に、入れ歯やブリッジなどを入れていましたが、そのかわりに、人工的な歯を顎(あご)の骨に埋め込む方法が、最近普及してきました。それをインプラントと言います。直接、骨の中に人工の歯根を埋め込む方法です。

利点
@自分自身の歯と同じように、硬いものも良くかむことができています。
A両隣の歯を削らずに済むことができます。
B自然に近い歯をかぶせるので、審美性にすぐれています。
C取りはずしがないので、違和感が少なく食物の味や感触がそこなわれることがありません。

欠点
@治療に際して、外科的手術が必要となり人工歯が入るまでに、日数がかかります。
A適応症が限られています。
B費用がかかります。

適応症と禁忌症について
インプラント治療は、誰にでもできるわけではありません。一般に成長期が完全に終了し、外科的手術のできる全身状態の良い人に可能です。
 逆に、骨や口腔内の状態や全身状態の悪い人には向きません。たとえば、歯周病で高度に骨が吸収してしまったり、重度の骨祖しょう症や糖尿病などの人です。
 従って、インプラント治療の前には、慎重で正確な診査が必要となります。

ケアについて
 口の中の状態も清掃が悪いと、せっかくのインプラントも長持ちしません。治療後も、定期的な検診と日ごろの手入れが大切です。