タバコと歯周病について

 タバコを一本と吸うなんと寿命は5分30秒短くなります。そんなタバコと歯周病の関連について考えてみましょう。歯周病とは、歯ぐきが腫れ出血し、膿も出て、やがて歯がグラグラして、自然に抜けてしまう病気として知られています。
 この原因は、歯を磨かないでいると歯に溜まってくるプラーク(歯垢)です。プラークは、白または黄色っぽくて柔らかい状態で歯に付着しており、虫歯の原因としても知られています。
タバコにより歯周病に罹患すると言うものではありませんが、歯周病の進行に大きな影響を与える1つの因子です。
 では、それは何が原因なのでしょうか。その最も有力な容疑者は「ニコチン」です。タバコに対する依存性を作り上げ、人々を中毒に陥れる「ニコチン」が歯の周りの組織、「歯周組織」でも悪さをしている事がわかっています。つまり、タバコの煙の中の成分が、口の中の粘膜や、歯ぐきに吸収される事で、歯周病にかかりやすくなったり、悪くなったりするのです。
 歯周病が、喫煙者でより速やかに進行してしまう原因としては、次の2つの事が考えられます。
 1つは私たちの歯の周りの組織に対する外からの敵の攻撃力が強くなる事、もう1つは、こちらの防御力が弱まる事です。問題は、防御力の低下でありプラーク中の細菌に対する免疫力の低下である。それによって歯が早く抜けてしまいます。
 歯周病以外にも、タバコには色々な問題点があります。大きい問題としては口腔がんです。咽頭がんは非喫煙者の32倍明らかな差が見られます。他に歯肉の色素沈着(黒い歯肉)、それにお口も臭くなるのでタバコを吸うのはやめましょうね。対人関係がうまくいかなくなる原因です。どんなに気を使っても相手はきっと臭いと思っていますよ
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