口内炎について

 口内炎とは、口の中や舌の粘膜に起きる炎症のことです。誰もが一回はなったことがあると思いますが、症状としては痛みをともなったり、食事の際にしみるといったことが代表的で、できてしまうとなかなか気になって食事もおいしく食べることができません。通常は放置していても1〜2週間もすれば自然に治っていくことが多いのですが、痛みが気になる場合は歯科医院を受診して、塗り薬などを処方してもらったり、使用している入れ歯が原因になっている場合は入れ歯を削って調整することをお勧めします。
 口内炎の原因としては、口の中を、食べ物や歯ブラシ、入れ歯などで傷つけてしまってできてしまうものや、飲食中に、誤って頬の内側や舌を噛んでしまってできるものの他に体力や免疫の低下、ストレス、ビタミン(ビタミンB2やB6、ビタミンCなど)や栄養不足、その他疾病などが原因でなることもあります。 また、口の中には、数百種類の雑菌が存在していますので、唾液の分泌が少なかったり、歯磨きやうがいが長時間できず口の中が不潔な状態になってしまうと、菌が繁殖しやすくなり、口内炎を発症しやすくすると共に、症状を長引かせてしまいます。症状がひどい場合や、繰り返して起こる場合は他の病気の可能性もありますので歯科医院を受診するようにしましょう。
 予防法としては、口の中を傷つけないようにするとともに、うがいや歯磨きを心がけ口の中を清潔に保つこと、そしてバランスのとれた食事を摂り、過度の疲労・ストレスを蓄積させないよう、睡眠を十分にとることも重要なことです。